新着情報

設立趣意

日本において美術品の評価は、任意団体による査定やオークション会社による落札価格等によって成されており、それが適正なものかどうかに不安を感じる一般消費者が多いと思われます。

そのことが流通市場の活性化を妨げ、ひいては次世代コレクターの成長を戸惑わせ、日本美術を国際舞台の冠たるものとすることを阻止しています。

当協会はこの様な状況に鑑み、美術品の公正・適正な価値を提示し、美術品の健全な市場を形成するための施策を総合的に考え、実行していくために設立されました。

多くの方々が安心して市場に参加できるよう、美術に対する正しい知識と情報を提供してゆきます。

また、日本美術の素晴らしさを国内外に周知していくことにより、国際市場における日本美術の地位を高めていく事業も進めていきたいと考えています。

 

活動内容

「雪村シンポジウム2021」開催しました

4月17日(土)福島県三春町にて「雪村シンポジウム2021」を開催しました!

「雪村シンポジウム2021」チラシ

●開催概要
日  時
2021年4月17日(土)13:20~15:30
会  場
三春交流館「まほら」まほらホール(福島県田村郡三春町字大町191)
聴  講
無料(200席、要予約、先着・自由席)
主  催
一般社団法人 日本アート評価保存協会
共  催
三春町教育委員会
後  援
三春町、NHK福島放送局、福島民友新聞社、郡山市、郡山市観光協会、郡山市教育委員会、
公益財団法人諸橋近代美術館
講  師
河合 正朝   一般社団法人 日本アート評価保存協会代表理事 / 前千葉市美術館館長
林  進    文学博士 /(元)大和文華館学芸員
河野 元昭   一般社団法人 日本アート評価保存協会評価委員 / 静嘉堂文庫美術館館長
安村 敏信   一般社団法人 日本アート評価保存協会事務局長 / 北斎館館長
タイムスケジュール
12:45     開場
13:20     【緞帳の紹介、開会宣言】安村 敏信
13:20~13:25 【ご挨拶】三春町長 坂本 浩之
13:30~13:50 【基調講演】河合 正朝「室町画壇における雪村の位置と意義」
13:50~14:10 【基調講演】林  進 「雪村画の魅力」
14:10~14:30 【基調講演】河野 元昭「雪村周継→光琳へ―霊感源の謎を解く―」
14:30~14:45  休憩(質問票回収)
14:45~15:30 【シンポジウム】「今、雪村を問う」
司会 安村 敏信 パネラー 河合 正朝、林 進、河野 元昭
15:30     【閉会のことば】伊勢 彦信
(一般社団法人日本アート評価保存協会理事、イセ文化財団代表理事)

 

※なお、このシンポジウムには以下の皆様にご協賛いただいきました。(順不同、敬称略)

株式会社繭山龍泉堂
圓井雅選堂
古美術やすこうち
株式会社アベコー
高橋平山堂
寺元晴一郎
秋華洞
古今庵
21酒類研究所
平山堂
株式会社壷中居
森一彦
アイアート株式会社
アイ・アート・アセット株式会社

 

 

1,【緞帳の紹介、開会宣言】安村 敏信
まほらホールの緞帳は雪村の「奔馬図」がデザインされており、その緞帳について説明をしていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

2,【ご挨拶】三春町町長 坂本 浩之
後援の坂本三春町町長よりご挨拶のほか、5月に開庁する三春町新庁舎の本会議場壁面にも「奔馬図」がデザインされているとのことでした。

 

 

 

 

 

 

 

3,【基調講演】河合 正朝「室町画壇における雪村の位置と意義」
昭和48年雪村研究発表の際に配布された「雪村の年表」「雪村を取り巻く画家たちの一覧表」を配布資料とし、これまでの雪村研究家の流れを汲みながら、「雪村が現れる前」と「今現在、雪村がどのように捉えられているか」を解説いただきました。

 

 

 

 

 

 

 

4,【基調講演】林  進 「雪村画の魅力」
三春町と雪村を結び付けた功績者でもいらっしゃる林先生は、38年前に開催された特別展「雪村―三春への道―」についてお話され、その際に出展された雪村作品を画像を使用しながら詳しく説明いただきました。その特別展のお礼として三春町から大和文華館に三春滝桜の苗木が送られ、その育った画像を最後に紹介いただきました。

 

 

 

 

 

 

 

5,【基調講演】河野 元昭「雪村周継→光琳へ―霊感源の謎を解く―」
雪村が尾形光琳に与えた影響について、いくつかのポイントを挙げ解説いただきました。光琳作品の細部に、雪村の影響を明らかに受けているとみられる箇所があると説明いただきました。

 

 

 

 

 

 

 

6,休憩時には林先生による「奔馬図」の更なる説明がありました。三春町歴史民俗資料館にある「奔馬図」原図と同じ大きさの紙を用い、「奔馬図」が三春町に来るまでの経緯もお話いただきました。

 

 

 

 

 

 

 

7,【シンポジウム】「今、雪村を問う」
各先生による基調講演の追加説明のあと、「今、雪村を問う」というテーマでシンポジウムが始まりました。様々な解釈ができうるため画題と主題(テーマ)は分けて考えた方がいいのではないか、色々な説があるが作品に自分自身を投影させ自分の生き方を考えてみることが必要ではないかとの総括となりました。会場からの質問に答え、また、パネラー同志の質問も飛び交い、議論は尽きず時間いっぱい開催されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8,【閉会のことば】伊勢 彦信
最後に閉会のことばをいただき「雪村シンポジウム2021」は終了となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

146名の来場者があり、目的であった雪村を見つめ直し功績を改めて評価することができました。
特に、地元の方々が雪村について更に理解を深める機会を提供できたことは意義がありました。