Monthly Archives: 4月 2014

今月の例会は、いつもの銀座事務所を飛び出し、委員の1人、北原照久先生の別邸を訪問する会を

開催しました。

今回はスペシャルトークと同様に一般の参加者を募りましたところ、全員で40名以上になり、

バスを貸し切ってまさに「春の遠足」となりました。

 

←海に続いているかのようなガーデンでのビュッフェパーティー

←海に続いているかのようなガーデンでのビュッフェパーティー

北原邸は、1930年代に建てられた元竹田宮様の別邸。

到着後ひと時邸内を見学後、評判通りの海に面した

ガーデンで昼食を頂き、続いて室内でのトークタイムとなりました。

 

 

 

 

 

1北原先生のお話「邸宅とコレクションについて」

先生はブリキのおもちゃコレクターとして有名ですが、その他昔の広告(その数はおもちゃより

多い)、現代作家など、そのコレクションは多岐にわたっています。3

その中でも最大のコレクションが今回お招き頂いた

佐島の邸宅だそうです。

     (右写真→)

昭和初期の皇族がお住まいになった建物ならではのこの家を、北原先生は極力当時の姿を保ちつつも、よく手を入れ、入念に管理されています。

 

★北原先生にとって「コレクションすること」「コレクターであること」とは?

・「コレクション」は人が管理し、触り、見たり見せたりしないと死んでしまう。

(「死蔵」という言葉もある通り!)

・「コレクションとは、「ときめき」であり、「モチベーション」である

・コレクターにとって、自分のコレクションが誰かに評価される事はとてもうれしいこと。

北原コレクションを皆さんが評価し、喜んでくれることはとても幸せ、と仰います。

 

★「コレクターとしての楽しみ」「コレクションとの生活」とは?

・生活の中で使い、楽しみ、お客様にも喜んでもらえること

・日々の暮らしの中でトータルに楽しめること

 

2.河合副会長のお話

 

北原邸を見て感激した事があります。一時期ここに住まった英国人が増築した離れが元の母屋のデザインに合わせて建てられている事です。(下の2枚の写真)

( 母屋 )                 ( 後から建てられた別棟 )

RIMG0223

RIMG0419

 

 

 

 

 

 

 

 

欧米の人は街並み、家並みを整える意識がちゃんとある。今まで日本人は自分の好き勝手に家を建て

周囲の事や、街並みを考えない。これは反省すべき点です。

現代美術の「インスタレーション」には、あるものとあるものを加えて新しい造形を作る、という

表現方法があるが、日本人は元々特性として、自分の生活の中で身の回りの物をうまく組み合

わせることの大切さが身についていると思います。

ですから本日参加した皆さんも、「身近なもののコレクター」、「自分の中の美の創造者」との

自覚を持っていくべきと思います。

芸術作品の価値は個人の問題であります。自分の中の美意識でもって金額を決めればそれが

その作品の金額になる、そのよい例が北原コレクションであると思います。

そんな中でわからない事や、価値について聞きたい事があれば、当協会に何なりと相談して

頂ければ、皆さんの生活を豊かにするアドバイスが出来ると思います。

こんにちは!

やった!春だ!桜だ!

、、、と浮かれていた事務局スタッフです。

が、

「咲いた!」  と思ったら冷たい雨の日、

「そろそろ見ごろ!」  なのに、冬のような寒さの日、、、。

今年は花見日和が少なかったように思うのは私だけでしょうか?

皆さんはお花見楽しみましたか?

さて、お花見といえば東京は「上野公園」が有名ですね。

上野公園といえば、「美術館めぐり」 「動物園」 「西郷さん」 と連想する方が多いでしょうが

実はもっと奥がふかぁい場所なんだってこと、ごぞんじですか??

ある日の事務局定例ミーティングで、安村事務局長に上野公園の「隠れ名所」のお話を聞いて、

「へぇえええええ~~」と関心しきり。

上野公園にある、「落ちない」大仏様とは!?

上野なのに「京都」?そして「日光」?

知りたくなったみなさま、先生のコラムがありますのでこちらをクリック!!

・江戸アートナビ No.001
 浮世絵片手に上野へ行こう!
 歌川広重《名所江戸百景 上野清水堂不忍ノ池》
 監修/安村敏信氏
 http://tokyoartnavi.jp/edoartnavi/index.php

イラスト付きのとても楽しいコラムです。

そしてなんといっても先生の似顔絵がそっくり&チャーミングです。是非ご覧くださいませ。

桜は見ごろを過ぎても風に吹かれてフラフラ歩きが心地よいお日和ですね。

美術館見学とともに、こんな楽しい散策も楽しんでください~。

5月に引き続き6月のトークも決定いたしました!

是非ご参加ください!

・6月例会スペシャルトーク開催

安河内様写真

 

●6月17日(火) 18:00~ (約40~50分)

●タイトル:「新しい表具で遊ぶーふう

●講師 : 安河内 眞美氏 (ギャラリーやすこうち 店主)

「風香」とは、TV東京<開運!なんでも鑑定団>にレギュラー

出演中の安河内眞美氏が提案する、新しい感覚の掛け軸です。

著名な日本画家や、新進気鋭の画家による絵を古布で表具しており、

日本文化や四季を気軽に楽しんで頂けるような、楽しくて分かり易いものです。

安河内氏から新しい感覚の日本の美の楽しみ方をご提案頂きます。

●申込み締め切り日 : 先着順です。席が無くなり次第、締め切りと致します。

●聴講料 : ¥500

 

【プロフィール】 安河内 眞美(やすこうち まみ)

福岡県北九州市生まれ。上智大学外国語学部ロシア語学科卒。

アメリカへ語学留学の後、東京の老舗古美術商にて五年間の修行を積み、1985年に独立。

東京都港区六本木で掛軸、屏風等日本画を中心に扱う美術商を始める。

1996年よりTV東京の<開運!なんでも鑑定団>にレギュラー出演中。

2007年には、ジャンルを問わず日本の美術品を扱う「ギャラリーやすこうち」を北九州市

小倉にオープンした。

江戸時代を中心に、狩野派、琳派、円山四条派などの古画を得意としながらも、

新しい和の芸術や工芸品にも探究心旺盛で、

自らプロデュースしたオリジナル掛軸「風香」も注目を集めている。

 

チラシはこちらです!!  ↴

スペシャルトークチラシ(5-6月) (2)

 

 

 

 

5月のスペシャルトークです。皆様是非お越しください!

 

・5月例会スペシャルトーク開催

 ●5月20日(火) 18:00~ (約40~50分)

 ●「北斎漫画の魅力」

 ●講師 : 浦上満氏 (株式会社 浦上蒼穹堂 代表取締役)

 ●申込み締め切り日 : 先着順です。席が無くなり次第、締め切りと致します。

 ●聴講料 : ¥500

チラシはこちらです!!(クリックで拡大表示されます)

   

スペシャルトークチラシ_01 - コピー (2)