Monthly Archives: 1月 2014

応募頂いた美術館の中から、以下の企画が受賞致しました。

 

徳島市立徳島城博物館 狩野栄川院(図録表紙)

「狩野栄川院と徳島藩の画人たち」

 

(選考理由)

・小規模ながら、集客や採算などより企画内容を重視。

・地域の特色を生かした展覧会(蜂須賀家のコレクションを中心に全国からも作品を収集。)

 

今年度は広報が遅くあまり広らなかったのですが、今回の受賞を機に来年はもっと

募集が多くなっていくことを期待しています。

入場者数で決まる展覧会の評価ではなく、地道に頑張っている美術館を応援して

いきたいと思います。

美術館の関係者の皆様には是非来年度どしどしご応募ください。お待ちしております!!

本年初の例会です。今年も更に充実した活動になるよう事務局も頑張ります!

 

・秀逸企画賞の選考結果

  応募頂いた美術館の中から、以下の企画が受賞致しました。

  徳島市立徳島城博物館 「狩野栄川院と徳島藩の画人たち」

(選考理由)

・小規模ながら、集客や採算などより企画内容を重視。

・地域の特色を生かした展覧会(蜂須賀家のコレクションを中心に全国からも作品を収集。)

今年度は広報が遅くあまり広らなかったのですが、今回の受賞を機に来年はもっと

募集が多くなっていくことを期待しています。入場者数で決まる展覧会の評価ではなく、

地道に頑張っている美術館を応援していきたいと思います。美術館の関係者の皆様には

是非来年度どしどしご応募ください。お待ちしております!!

 ・1月例会スペシャルトーク

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 「油彩修復の現在~保存と美のどちらを取るか?~」

  青木絵画修復工房 代表 青木享起 様

   今月は、海外で修復技術を学び、ヨーロッパ共通絵画修復士の資格を取得され、

現在横浜で工房を営むと同時に「NPO法人美術保存修復センター横浜」の理事長として、

美術の修復の分野で御活躍の青木享起氏をお迎え致しました。

専門家の立場から絵画の修復の種類、修復の方法などを御講義頂き、「修復」とはどの時

点まで遡ることであるかはケース・バイ・ケースである事を御経験や実例に基づいてお

話くださいました。最後に、絵の保存環境について、「人間が心地良い環境は絵にとっても心地良い環境です」

というお言葉が印象的でした。

修復法のサンプルです。

先生が持参下さった修復法のサンプルです

 

2月、3月のスペシャルトークの御案内です。

今年からは関心のある皆様も、御参加頂けるよう、広くPR致します。

御申し込みをお待ちしております!

2月3月のスペシャルトーク(チラシ)

・2月例会スペシャルトーク開催

  • 2月18日(火) 16:00~ (約50分)
  • 「最近の市場動向とオークションハウス」
  • 講師: 片山龍太郎氏 (株式会社クリスティーズジャパン 代表取締役社長)

申込締め切り:2月14日(金)まで (事務局まで御連絡下さい)

聴講料:¥500

・3月例会スペシャルトーク開催

  • 3月18日(火) 18:00~ (約50分)
  • 「神田神保町の書店街の成り立ち」
  • 講師: 纐纈公夫氏 (大屋書房 代表取締役)

申込締め切り:3月14日(金)まで (事務局まで御連絡下さい)

聴講料:¥500

 

1月例会スペシャルトーク開催

  • 1月16日(木) 17:30~18:20
  • 「油彩画修復の現在―保存と美のどちらを取るか?-」
  • 講師: 青木 享起氏 (青木絵画修復工房 代表)

参加希望の方は14日(火)までに事務局まで御連絡下さい!

聴講料:¥500

 

 

12月の例会は今年最後でもあり、特別総会と題し、通常の会議の後に協会委員の

皆様との懇親会も開催されました。

 

1.企画展表彰の今年度の予定

賞の名前は「日本アート評価保存協会 秀逸企画賞」と決定致しました。

12月末を持って締め切りました。1月に受賞館を決定致します。

 

2.12月例会スペシャルトーク

 「日本美術全集刊行の現場から~何故今紙媒体の美術全集なのか?~」

  株式会社小学館 出版局プロデューサー 学芸編集長 清水芳郎様

 ㈱小学館 学芸編集長であり、昨年12月に発刊した「日本美術全集」編集長の清水芳郎様を

お招きして、全集刊行の現場からの貴重なお話を頂きました。

「日本美術全集」は、小学館創業90周年記念事業、東日本大震災等を契機として発刊された

そうです。日本の美術全集を紙媒体で発刊するのは1990年の講談社出版以来22年ぶり。

小学館の発刊にいたっては実に47年の歳月を経ての事です(1966年「原色日本の美術」)。

「美術全集を今、世に出す」意味について、「3.11以降、世の中の考え方が大きな転換を

迫られる中で、今まで大切に残されてきた“過去”のものを載せ、それを読者を通じて“未来”に

運んで行く、“船”のような役割を果たす事だ」と、おっしゃっていました。最後の刊行まで

まだ2年半かかるという大事業に込めた熱い思いが伺えるお話でした。

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3.年末特別企画「アジア伝統楽器の夕べ」・懇親会 

今月は年末の特別例会とし、中国伝統楽器である、二胡と楊琴の演奏者をお招きして演奏を

楽しんで頂きました。その後は軽食とお飲物を召し上がりながらの懇親会を開催しました。

 

中国の伝統楽器、二胡と楊琴のデュオのライブ演奏

中国の伝統楽器、二胡と楊琴のデュオのライブ演奏

 

会議後懇親のひととき

会議後懇親のひととき

 

明けましておめでとうございます。

当協会は昨年7月に設立総会を開いて以来、毎月例会を重ね、日本美術の正しい評価と

それを国内外に広め伝えてゆく事業を模索して参りました。

その中でも、入場者数に拘わらず、質的にすぐれた意義ある展覧会を表彰する事業は

昨年の内に募集を始めました。本年早々第1回目の表彰を行う事により、全国の美術館

関係者にこの事業を知って頂きたいと考えております。

賞の名は「秀逸企画賞」と決まりました。

その他、日本のすぐれた現代工芸を世界に知らしめる事業をはじめ、様々な試みを、

国や関係機関と計りながら進めてゆく所存でございます。

皆様方の一層の御理解、御支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

社団法人日本アート評価保存協会 事務局