日本アート評価保存協会7月の会は、当協会の1周年目の節目の会でした。
隣室に作っていたオープンスペースの茶室もちょうど完成致しましたので、披露も兼ねた会となりました。
<特別講演>
●お茶を楽しむスペースの完成にちなんで、協会委員の増田先生に茶掛けの書の楽しみ方についてのお話をして頂きました。
解説して頂いたのは、先生所蔵の書「柳生宗矩(やぎゅうむねのり)に宛てた沢庵宗彭の手紙」。文章から分かる時代背景、両者の間柄等の読み解き方をお話し下さいました。
<7月例会スペシャルトーク>
「映画のもう一つの見方」
株式会社スクリーンステージ 代表取締役 岩堀恭一氏
●協会委員の岩堀先生による、映画の小道具や衣装のお話でした。映画製作にまつわる興味深いエピソード、映画のシーンを全く新鮮な角度から楽しむヒントなど、軽快な語り口で聞かせるだけでなく、この日の為にたくさんのコレクションを持参頂き、聴講者も自由に手に取って鑑賞させて下さいました。
有名なシーンで使用された小道具の数々は、映画ファンを魅了しただけでなく、映画製作にかける人々の熱意と細部へのこだわりが感じられる貴重な品である事が分かり、それを語る岩堀先生のコレクターとしての情熱もひしひしと伝わってくる楽しいトークタイムとなりました。
★その後、1周年を記念したパーティーを催しました。今月の会の参加者は、総勢80名を超し、盛会となりました。
今後も益々皆様の御指導御協力を賜りながら実りある活動を行っていく所存です。宜しくお願い申し上げます。
<次回のお知らせ>翌月8月のスペシャルトークはお休みです。
9月16日(火)18:00~です!
「平安仏画の極み(仮題)」 有賀祥隆氏