【第12回秀逸企画賞受賞館】

厳正なる審査の結果、第12回秀逸企画賞は

足利市立美術館「飯田善國展 色は光、光はことば」

に決定いたしました。おめでとうございます!

 

 

《授賞理由》
「飯田善國「色は光、光はことば」展は、絵画、彫刻、詩作と多彩な芸術的創作活動を行った、飯田善國の生誕100年を記念する企画。表現のジャンルを限定して問うこと自体に意味がないと言われる多才を極めた表現者らしく、飯田善國に関する展覧会は、この1年近くの間に、複数の美術館が連携して参加するオープン・プロジェクト「iida 101」として開催された。そのうちご当地出身の作家でもある飯田を取り上げた足利市立美術館でのそれは、最も大規模な回顧展であり、かつ断片的にしかとらえられなかった恨みの残る、これまでの展示に対して、新たな視点から総合的に飯田を見つめ、その全貌を明らかにしようとするなど、まことに意欲的な企画と評価することができる。出版された図録もまた今後の飯田善國研究等における基礎文献として活用されることが期待される。

 

なお、2025年2月18日(火)に表彰式の開催を予定しております。